AGU Fall Meetingにて口頭発表を行いました

12月11日にアメリカ地球物理連合 (AGU) の秋季大会の「AE013 – Energetic Radiation from Lightning and Thunderstorms III」セッションにて、「AE013-06 Radar diagnosis of winter thunderclouds in Japan originating gamma-ray glows」というタイトルで口頭発表を行いました。今回は新型コロナウイルスの影響で、Zoomを用いたオンラインでの開催でした。フルのプレゼンは15分以内で事前録画、発表当日は4分以内のサマリーをZoomで発表するという形式でした。

当日は世界各国からの接続があり、また口頭発表セッションということでレベルの高い発表が続きました。講演中はチャットでの質問・回答が活発に行われ、一連の発表終了後には主に発表者同士での意見交換など、普段のオンサイトのAGUの熱気を感じさせる楽しいセッションとなりました。また事前録画のプレゼンは見たいときに見れるという点で、非常に効率が良かったように思います。ただしこれら一連の体験は、すでに一定数のメンバーが過去のAGUでオンサイトにて会っているという点につきます。初めてのメンバーばかりの会議だとここまでうまく行かないだろうと感じました。

一方でAGUは環境問題にも率先して取り組む立場であることから、世界中から研究者が集結するオンサイト会議は隔年とし、隔年はバーチャル開催で各国から自由に接続できる、という新しい形式が模索できればよいと考えています。

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