フランスに出張しました

2月28日から3月8日までTaranis衛星のXGRE検出器に関わる試験と打ち合わせのため、フランスに出張しました。当初はトゥールーズにあるフランス国立宇宙科学センター (Centre National d’Etude Spatiale: CNES) において、衛星全体のキャリブレーションプログラムに参加する予定でしたが、拡大する新型コロナウイルスの影響により日本からの来訪者に対する入構制限がかかりました。代わりに2月28日から3月3日までCNESの隣に位置するトゥールズ第三大学ポールサバティエ (Université Toulouse III Paul Sabatier) の宇宙物理・惑星科学研究所 (Institut de Recherche d’Astrophysique et Planétologie: IRAP) においてリモートでプログラムに参加した他、XGRE検出器のCo-PIであるPierre-Louis Blelly氏と議論を行いました。

3月4日にはフランス原子力・代替エネルギー庁サクレー研究所 (CEA Saclay) にて、6日にはパリ第7大学 宇宙線・宇宙論研究所 (Laboratoire Astroparticule et Cosmologie) においてPhilippe Laurent氏やEric Bléelle氏と議論を行いました。また3月5日にはオルレアンのフランス国立環境物理化学研究所 (LPC2E) において、Sébatien Celestin氏およびTaranisのミッションPIであるJean-Louis Pinçon氏と議論を行い、Taranis衛星打ち上げ後の日程の共有と今後のコラボレーションについて議論を行いました。

滞在中は忙しい日程となりましたが、多くの共同研究者と有意義な打ち合わせができ、Taranis衛星打ち上げ後の活動にさらなる期待が持てる出張となりました。