主著論文がPhysical Review Researchに掲載されました

10本目の主著論文 “Catalog of gamma-ray glows during four winter seasons in Japan” がアメリカ物理学会のオープンアクセス誌 Physical Review Research に掲載されました。
https://journals.aps.org/prresearch/abstract/10.1103/PhysRevResearch.3.043117

GROWTH実験では2016年より金沢・小松地域で本格的にマッピング観測を行っており、2016年10月から2020年3月までの4シーズンにおいて、合計70例のガンマ線グローを検出しました。本論文ではそれら70事例を総解析し、明るいイベントについてはスペクトル解析を行いました。また発生した気象条件 (上空の風向・風速、および最寄りのアメダスで観測された気温) などもまとめました。

本論文をきっかけに我々がどのようなイベントを観測してきたかをコミュニティに広め、ガンマ線グローの発生機構解明へ向けて研究が活発になることを願っています。