AGU Fall Meeting 2022にて登壇しました

2022年12月12日から16日までアメリカ・イリノイ州シカゴで開催されたアメリカ地球物理学連合 (AGU) 秋季大会に参加しました。コロナ禍以降、国際大気電気学会 (ICAE) に続く2回目の海外渡航となりました。

今回は12日に行われた AE16A: Thunderstorm Effects in the Near-Earth Space Environment and Topics in Atmospheric Electricity において招待講演 “High-energy Atmospheric Physics in Winter Thunderstorms of Japan” を、また13日に行われた AE26A: Energetic Radiation From Lightning and Thunderstorms において口頭発表 “Observation of two downward terrestrial gamma-ray flashes with very-high-frequency waveform recordings” を行いました。前者はAtmospheric and Space Electricity Section Early Career Awardの受賞記念講演です。

現地ではICAEに引き続き業界の仲間たちと直接議論することができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。特に今回は上記の発表以外にもAGUの各賞の受賞者が招待されたランチョン、ASEセクションのビジネスミーティング、ASEの若手・学生ランチョンなどのソーシャルイベントにも多く参加し、業界内外の研究者と交流でき、とても楽しく刺激的な時間を過ごすことができました。

今回、修士2年の学生2名もそれぞれ大気科学と水文学のセクションでポスター発表し、様々な知見を得ていたようでした。また会場ではレーダー気象学で著名なコロラド州立大学のChandrasekhar教授ともお会いし、学生のポスターを中心に議論することができました。

シカゴは建築の街として知られ、シカゴ劇場やかつて世界一の高さを誇ったウィリスタワーなど見どころがいっぱいです。また芸術の街でもあり、滞在中はシカゴ美術館で絵画鑑賞したり、シカゴシンフォニーセンターで開催されたシカゴ交響楽団のコンサートにも行くことができました。滞在終盤には雪が降るなど厳しい寒さになりましたが、久々のAGUの雰囲気を楽しむことができ、よい1年の締めくくりとなりました。